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2003 年度 実績報告書

オープンソースを利用した教育用統合型空間分析システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 15650187
研究機関筑波大学

研究代表者

村山 祐司  筑波大学, 地球科学系, 教授 (30182140)

キーワードGIS / オープンソース / 教育 / 地理学実習 / R言語 / 計量地理学 / 空間分析機能 / 空間分析システム
研究概要

本研究の課題は,GISにおける空間分析機能の強化を図り,GISを活用した地理学研究の有効性を示すことである.GISが地理学の実証研究を支援する強力な武器となり得るか否かは,ひとえに有用な空間解析機能の充実にかかっている.この状況を踏まえ,本年度はWindowsNT/2000/XP上で動作する統合型空間分析システムの試作品を完成させた.本システムを構築するにあたり活用するソフトはフリーウェアを中心とし,汎用性を考慮しすべてオープンソースとした.
(1)GIS関連
GeoTools for Java(CCG開発のJava用GISエンジン),JTS(Java Topology Suite)(オーバーレイ解析モジュール)
(2)空間分析関連
R言語・・・統計分析用言語.商用統計分析ソフトSplusのクローン.拡張パッケージを活用する.
プログラム本体(Java言語で作成)とR言語を統合するために,本システムは以下のツールを利用する.
(1)JCOM・・・システム本体とRSTATサーバー間の通信ソフト(オープンソース).
(2)RSTATサーバー・・・JCOMとR言語間の通信(独自開発)
本研究により,GIS機能と空間分析機能とのTightなカップリングを実現するとともに,次の空間解析機能をオペレーショナル(操作可能)にした.
・空間解析(バッファー),TIN,ボロノイ,凸包,記述統計,多変量解析,ESDA(探索的空間分析)
・ポイント・パターン分析,空間的自己相関分析,ニューラルネット分析

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 村山祐司: "環境情報WebGISの構築-学校教育への活用-"人文地理学研究. 28. 13-26 (2004)

  • [文献書誌] 村山祐司: "学校教育におけるWebGIS利用"JAJIC情報. 73. 84-87

  • [文献書誌] Murayama, Y.: "American influence on Japanese human geography : A focus on the quantitative and GIS revolutions"GeoJournal. (印刷中). (2004)

  • [文献書誌] 村山祐司, 尾野久二: "大学における地理学実習用GISの開発"地理情報システム学会講演論文集. 12. 259-262 (2003)

  • [文献書誌] 張 長平, 村山祐司: "空間重み行列に基づく小区域の顕著度の評価"地理学評論. 76. 777-787

  • [文献書誌] 村山祐司編: "21世紀の地理"朝倉書店. 184 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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