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2004 年度 実績報告書

ナノチップテクノロジーを指向したペプチドマイクロアレイの構築

研究課題

研究課題/領域番号 15651090
研究機関東京工業大学

研究代表者

三原 久和  東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 助教授 (30183966)

キーワードペプチド / マイクロアレイ / プロテインチップ
研究概要

ポストゲノム関連研究が急速に進展している。ゲノムの解析が進むにつれ、ゲノミックス、プロテオミクス、SNP(遺伝子多型)や糖鎖のグライコミクス等の新領域が開拓されつつある。各領域において、最も必要とされる革新技術は、多様な生体物質ライブラリを解析し、有用な情報を引きだすナノチップデバイスシステム&テクノロジーである。「ナノチップデバイス」の開発は、生体分子の個々の「機能に基づいたハイスループット解析」を可能とする。本研究では、当該革新技術として必須のプロテインや糖鎖、細胞検出用ナノチップデバイス開発を指向し、種々のペプチド配列を同時合成し、独自の最新技術であるペプチドライブラリを利用した「マイクロアレイ」を構築することを目的とした研究を行い、成果を得た。
平成15年度の成果として、立体構造制御ペプチドの設計を行った。またナノチップテクノロジー適合型立体構造制御ペプチドライブラリの構築としてリン酸基、糖鎖、核酸塩基をアミノ酸以外の因子として含む多様なペプチド群の構築を行った。
平成16年度は、前年度の成果を発展展開させた。機能性基を有する種々のペプチドライブラリの増大のために、さらにペプチドの設計と合成を行った(約100種)。合成したペプチドライブラリをナノチップテクノロジーを指向したペプチドマイクロアレイに発展させるために、ガラス基板への合成ペプチドのマイクロ・ナノリッターアレイ化を実施した。これらのアレイを用いて簡便であるドライな条件で高感度・高効率にペプチド・タンパク質相互作用を蛍光検出するペプチドマイクロアレイを構築した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] A Chromism-Based Assay (CHROBA) Technique for in situ Detection of Protein Kinase Activity2005

    • 著者名/発表者名
      Kin-ya Tomizaki
    • 雑誌名

      Bioorg.Med.Chem.Lett. 15

      ページ: 1731-1735

  • [雑誌論文] A Novel Fluorescence Sensing System Using Photochromism-Based Assay (P-CHROBA) Technique for Detection of Target Proteins2005

    • 著者名/発表者名
      Kin-ya Tomizaki
    • 雑誌名

      J.Mater.Chem (印刷中)

  • [雑誌論文] Peptide Arrays with Designed Secondary Structure for Protein Characterization Using Fluorescent Fingerprint Patterns2004

    • 著者名/発表者名
      Kenji Usui
    • 雑誌名

      Biopolymers 76

      ページ: 129-139

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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