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2004 年度 実績報告書

テレビゲームのメディア美術史-インタラクティヴ美術の方法論的探求

研究課題

研究課題/領域番号 15652008
研究機関京都大学

研究代表者

加藤 幹郎  京都大学, 大学院・人間・環境学研究科, 助教授 (60185874)

研究分担者 田代 真  国士舘大学, 文学部, 助教授 (90221382)
キーワード映画学 / テレビゲーム / ニューメディア / 美術史 / 美学 / 英術学 / 電子 / インタラクティブ
研究概要

本申請研究は該当分野ではいまだ先行研究にめぐまれていないのが現状である。しかしまさにそれゆえに本申請研究は現在急務とされる新しい視覚的思考の枠組みと提立し、テレビゲームに代表されるインタラクティブ視覚装置をめぐる隣接人文社会諸科学(映像学、社会学、文学、心理学、教育学)の学術的議論の基盤となる方法論的視座を提供するものとなる。それは電子立国を標榜するあまたの国家戦略が基軸にすえるテクノロジー万能主義のなかで看過されてきた真に人間学的な問題を提起するものとなる。テレビゲームを主たる産業としつつある韓国、日本、アメリカの三国において過去5年ほどにテレビゲームについて様々な国際シンポジウムが開催されてきたが、それらもまた残念ながら技術論と文化論に終始し、より緻密な芸術学的議論は皆無といってもさしつかえない。平成15年度の膨大な調査を引き続き実施するのが平成16年度の主たる作業となったが、さらに本研究の方法論的視座の洗練化をはかるため、各種メディア学者、美術史学者、映画学者、美学者の最新の成果を検討する作業も平行しておこなわれた(加藤/田代共同担当)。暫定的成果を仮説とその検証というかたちで口頭発表用論文にまとめ、各種研究会にて発表し、斯界の専門家と意見交換をおこない本研究の精度をより高めた(加藤/田代共同担当)。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 映画的当為2005

    • 著者名/発表者名
      加藤幹郎
    • 雑誌名

      新潮 第102巻第2号

      ページ: 240-241

  • [図書] 「ブレードランナー」論序説-映画学特別講義2004

    • 著者名/発表者名
      加藤幹郎
    • 総ページ数
      270
    • 出版者
      筑摩書房

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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