本年度は、国内での文献研究に加えて、ナイジェリアでの現地調査を実施し、同国の精神保健福祉関係者とのネットワークの構築ならびに社会福祉や保健医療全般についての情報資料収集を行った。 ナイジェリアでは、以下の組織で聞き取り調査を実施した。 (1)ラゴス大学附属総合教育病院:Prof.O.O.Famuyiwa (精神科医)、Prof.O.K.Ogendengbe (婦人科医) (2)ヤバ精神病院:Dr.I.O.Malomo (精神科医、病院長)、Mr.P.O.Adebiyi (精神科ソーシャルワーカー)、Mr.Yekeen (精神科看護師)等 (3)ランボーファンデーション:Dr.T.A.Lambo (元WHO事務次長、元イバダン大学精神科教授) (4)アロ精神病院:Dr.Ogunilesi (精神科医、副病院長)、Mrs.E.M.Adenuga (精神科ソーシャルワーカー)、Dr.T.O.Adebowale (精神科医) (5)イバダン大学附属病院:Prof.O.Gureje (精神科医) (6)イバダン大学:Prof.B.Akinola (社会福祉学部教授) (7)JICA:大西真由美(企画調整員)、日下部光(プロジェクトアドバイザー) (8)プライマリーヘルスケア・ディベロップメントエイジェンシー:Mr.R.O.Oyegoke(リエゾンオフィサー) (9)連邦政府保健局:Dr.S.Sule (計画研究部・部長) (10)全国膀胱膣瘻財団:Mrs.Patricia Banguru (事務局長) 以上の聞き取り調査の結果は、本年度の研究成果として、『関西福祉大学紀要』第7号に研究ノートとして発表した。さらに、平成16年度の日本社会福祉学会で口頭発表する予定である。
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