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2003 年度 実績報告書

漂砂による砂粒子の摩耗特性と混合砂地盤の形成・土砂収支への影響

研究課題

研究課題/領域番号 15656118
研究機関北海道大学

研究代表者

山下 俊彦  北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (80143692)

キーワード粒度分析 / 土砂収支 / 海底地盤 / 漂砂
研究概要

〔室内実験〕現有の大型振動流装置を用いて暴浪時の漂砂現象を再現し、漂砂による砂粒子の破砕・摩耗・細粒化特性及び漂砂摩耗で発生する細粒成分による混合砂の鉛直方向粒度分布特性を定量的に明らかにした。実験条件は暴浪時の波による流速として、周期7秒,流速振幅3m/sとし、初年度は中央流径d_<50>=4mmの均一砂を用いて、流れ作用時間延べ2週間実験を行った。測定項目は以下の通りである。(1)3日毎に振動流装置を停止し、砂地盤の柱状採泥(深さ15cm)を実施し、深さ1.5cm毎にスライスし、各々の試料の粒度分布を現有のレーザー回折式粒度分布測定器を用いて解析する。(2)1日毎に振動流作用下で、振動流装置内の水を採水し、そのSSの濃度と粒度分析を調べた。
〔現地調査〕石狩海域で、地形変化が少ないと考えられる水深15m以上の6地点において、柱状採泥器を用いて深さ2.0mまで柱状採泥を実施した。この試料を5cm毎にスライスし粒度分析を測定し、鉛直方向粒度分布を定量的に明らかにした、室内実験の鉛直方向粒度分布と比較検討し、混合砂の鉛直分級機構を2種類の粒径を考慮して考察した。また、現地試料には漂砂摩耗により発生した細粒成分と河川から直接流出した細粒成分が存在するので鉛直方向粒度分布への両者の影響を考察した。この際、濁度計(設備備品),流速計,採水器を用いた現地調査を実施し、現地の浮遊砂の粒径,浮遊砂量を把握した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 藤井賢介, 山下俊彦, 山崎真一: "石狩川河口沿岸域の底質堆積特性に関する一考察"土木学会北海道支部論文報告集. 第60号. 416-417 (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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