研究課題/領域番号 |
15657028
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
竹居 孝二 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (40322226)
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研究分担者 |
山田 浩司 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (80325092)
絹田 正裕 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 講師 (40135942)
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キーワード | エンドサイトーシス / 小胞輸送 / 無細胞系 / ライブイメージグ / リポソーム / ダイナミン / アンフィファシジン |
研究概要 |
1)顕微鏡システムのセットアップ 超高速共焦点レーザー顕微鏡システムを、エンドサイトーシス小胞形成過程のライブイメージ観察に最適化するよう、周辺機器を整備調整した。 2)小胞形成過程のリアルタイム観察 Rhodamineラベルしたphosphatidylethanolamineを含む単層大型のリポソームを脳細胞質を反応させ、超高速共焦点レーザー顕微鏡で観察した。その結果、リポソーム表面からの突起形成、形成された突起の凝集によると思われる蛍光ラベルの凝集がリポソーム表面で観察された。また、同様に蛍光ラベルした単層大型のリポソームを、牛脳より精製したdynaminおよび大腸菌で発現精製したAmphiphysinと反応させたところ、より明瞭なチューブ状突起の形成が観察された。 3)Amphibhysinの機能解析 Amphiphysin1のノックアウトマウスから精製した脳細胞質は、野生型マウスの脳細胞質に比べ小胞形成が減少することを無細胞再構成系を用いて明かにした。また、Amphiphysin1はDynaminによる小胞形成を増加させた。さらに、Amphiphysin1がDynaminのGTPアーゼ活性を増強させることを明かにし、この効果を表すために必要なAmphiphysin1のドメインを同定した。以上のことから、エンドサイトーシス過程におけるDynaminのGTPアーゼ活性の調節と、小胞形成に至る機構に関してモデルを提唱した。
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