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2003 年度 実績報告書

海鳥類の排泄物が海洋表層の低次生産過程に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 15658056
研究機関北海道大学

研究代表者

門谷 茂  北海道大学, 大学院・水産科学研究科, 教授 (30136288)

研究分担者 工藤 勲  北海道大学, 大学院・水産科学研究科, 助教授 (00195455)
キーワード海鳥 / 排泄物 / 栄養塩 / 基礎生産
研究概要

海鳥類の排泄物を定量的に採取できるコレクターの開発を行った。
大型GF/Fフィルターを透明フォルダー上に置くタイプを作製し、練習船うしお丸および、港湾域で採取を試みた。海鳥の生息密度の高い場所では、効率良く、採取することができた。得られた試料は湿度量測定後、凍結乾燥を行い分析に供した。
排泄物中には、有機態炭素・窒素とも、極めて高濃度に含まれていた。また、リンも著しく高い値を示した。これらの試料を用い、海水中での栄養塩溶出実験を実施するとともに、海産の珪藻を用いた、AGP試験も同時に行った。
排泄物に含まれている栄養塩類は、比較的速く溶出することが明らかとなり、表層の基礎生産に寄与している可能性が高いことがわかった。また溶出物のN/P比は極めて高く、生産をコントロールしている可能性もある。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 門谷 茂: "北海道とその周辺海域の物質収支と水産資源"第34回北洋研究シンポジウム講演要旨集. 1-4 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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