ファージデスプレイペプチドキットを用いて異なるペプチドをそれぞれもつ10の11乗のファージをモノクローナル抗体c179に結合、遊離させ40程度のペプチドが得られペプチドのアミノ酸配列を検討したところそれらはすべてアミノ酸配列にある特徴をもっており、類似した構造をもつものが選択されていることがわかった。ELISA法で抗体への結合能を選択されたファージごとに検討したところ、5個のフアージが抗体に強い結合能を示した。現在このファージを用いて、抗体の中和反応阻止効果を検討中である。抗原領域の正確な構造を検討するため、抗体変異株を多数検討するつもりであるが、高力価のウイルスが必要であることがわかり、高力価ウイルスを作成中である。
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