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2004 年度 実績報告書

高速in situハイブリダイゼーション法を用いた腎発生再生に関わる遺伝子の探索

研究課題

研究課題/領域番号 15659205
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

門川 俊明  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (80286484)

キーワード腎臓 / 発生 / 再生 / 後腎 / 高速in situ hybridization法
研究概要

高速in situ hybridization法は、組織を96穴プレートに固定し、in situ hybridization法のすべての過程を96穴プレートで行い、週当たり1000遺伝子程度のin situ hybridization解析をおこなう方法である。本研究課題ではマイクロアレイ法、ディファレンシャルディスプレイ法、サブトラクティブハイブリダイゼーション法などのスクリーニング法と高速in situ hybridization法を組み合わせた効率的なスクリーニング方法の開発をおこなった。
後腎(胎生期腎臓)の凝集間葉細胞は腎臓の前駆細胞と考えられ、同細胞に特異的に発現している遺伝子は腎臓の発生再生に関わる遺伝子である可能性が高いと考えられる。同細胞に特異的に発現している遺伝子を効率よくスクリーニングするために高速in situ hybridization法を用いた。まず、胎生18日目のラット後腎のmRNAと成体マウス腎臓のmRNAとでサブトラクティブハイブリダイゼーション法をおこない、後腎特異的サブトラクションライブラリーを作製した。このライブラリーよりランダムにセレクトしたクローンをプローブとし、後腎に対して高速in situ hybridizationを行なった。高速in situ hybridization法は染色の感度などには改善の余地があるものの、スクリーニング方法として十分使える方法であることがわかった。本研究より、凝集間葉細胞に特異的に発現する遺伝子は同定できなかったものの、興味深い発現パターンを示す複数の遺伝子が同定でき、今後、これらの遺伝子について解析を進めていく予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Spironolactone in combination with cilazapril ameliorates proteinuria and renal interstitial fibrosis in rats with anti-Thy-1 irreversible nephritis.2004

    • 著者名/発表者名
      Asai M, Monkawa T, Marumo T, Fukuda S, Tsuji M, Yoshino J, Kawachi H, Shimizu F, Hayashi M, Saruta T
    • 雑誌名

      Hypertension Research 27・12

      ページ: 971-978

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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