研究課題/領域番号 |
15659251
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研究機関 | 藤田保健衛生大学 |
研究代表者 |
須賀 定雄 藤田保健衛生大学, 医学部, 助教授 (70257616)
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研究分担者 |
吉川 哲史 藤田保健衛生大学, 医学部, 助教授 (80288472)
辻 孝雄 藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (60171998)
浅野 喜造 藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (40131180)
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キーワード | 病原性大腸菌 / 易熱性エンテロトキシン / VZV / 腫瘍増殖抑制 / マウス / 感染実験モデル / 感染病理 |
研究概要 |
我々は病原性大腸菌由来の易熱性エンテロトキシン変異毒素(mLT)に強力なアジュバント活性が存在することを予備的研究により確認した。今回、VZV Oka株感染マウス実験モデルを用いて腫瘍増殖抑制効果を検討し、以下の成績を得た。 1.Oka株/mLT混合液で免疫したマウスから脾臓細胞を分離し、10%FCS含有RPMI 1640で2日間培養、上清中のIL-2濃度を測定したところ、非免疫、Oka株免疫マウスに比較し、20〜30倍高値であった。 2.Oka株/mLT混合液で免疫したマウスから脾臓細胞を分離し、標的細胞としてYAC細胞を用いて細胞中のLAK活性を測定したところ、非免疫、Oka株免疫マウスに比較し、増大傾向を示した。 3.Oka株/mLT混合液で免疫したマウスを2〜4週間放置し、メラノーマF10、F44を皮下注射したところ、非免疫マウスに比較し、腫瘍増殖抑制効果が著明であった。
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