• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2003 年度 実績報告書

次世代核医学デジタルイメージング装置における新しい空間分解能評価法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 15659274
研究機関北海道大学

研究代表者

久保 直樹  北海道大学, 医学部, 助手 (80241389)

キーワード核医学デジタルイメージング機器 / デジタル画像 / 空間分解能 / 性能評価 / 半導体検出器
研究概要

近年,半導体素子などを使用した核医学デジタルイメージング機器が開発されている.しかしデジタル画像特有の問題としてセンタアライメント,シフトアライメントがある.このため小さい集積が2つの画素にまたがった場合,より広がった像となってしまう.そして画素あたりのカウントも半分になる.このことを踏まえて的確に空間分解能を把握しなければならない.一方NEMAにおいては,センタアライメントとシフトアライメントを平均化して空間分解能評価しているにすぎない.そこで今回NEMAにはない次世代核医学デジタルイメージング装置にも対応できる新しい性能評価法を開発することを目的とした.そして今後の研究において,半導体デジタルガンマカメラの空間分解能の評価をおこなえるようにした.今回構築する方法はチューブ状の線線源を使用するNEMAとは違い,極薄の小型面線源を使用する.この面線源を微小量移動させてセンタアライメントとシフトアライメントの両方の測定を行う.そしてその両方の条件ごとのエッジを評価する.また回転ステージに面線源を装着することで,ピクセルと面線源のエッジの角度が違う状態を測定する.これらの撮像を行えるように,今年は電動ステージ,特注MSCコントローラ,特注GP-IBユニット基盤加工を購入し,極薄の小型面線源を微小量移動できる新しい線源支持移動システムを構築した.これにより面線源を微少量回転することが,コントローラを用いて可能となった.

URL: 

公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi