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2003 年度 実績報告書

transporter遺伝子導入による腫瘍の内照射療法および核医学画像診断の開発

研究課題

研究課題/領域番号 15659278
研究機関金沢大学

研究代表者

利波 紀久  金沢大学, 医学系研究科, 教授 (60019940)

研究分担者 越田 潔  金沢大学, 医学系研究科, 助教授 (70186667)
絹谷 清剛  金沢大学, 医学系研究科, 助手 (20281024)
横山 邦彦  金沢大学, 医学部附属病院, 講師 (60230661)
川井 恵一  金沢大学, 医学部, 教授 (30204663)
キーワードoligonucleotide / アンチセンス / 放射能標識 / In-111 / p-糖タンパク / 多剤耐性能
研究概要

本研究の主目的のひとつである遺伝子導入後のがん画像診断の方策として、放射能標識アンチセンスDNAの応用が期待される。本年度は、細胞への目的遺伝子導入に基づく検討に先立ち、発現が既知であるターゲットに対して、放射能標識アンチセンスoligonucleotide (ODN)による画像化の可能性を検討した。がんの多剤耐性能の機序の一つとしてしられているp-糖タンパクをコードするmdr1 mRNAに対するphosphorothioate化15 merアンチセンスODN(5'-TCTTCAAACTCCATC-3')の5'末端にmethylene carbon spacerを介してアミノ基を導入した。さらに、アミノ基にcyclic DTPAを結合させることによりIn-111を錯体化してODN放射能標識体を得た。生体内への応用には高い比放射能の標識体が必須であるが、標識条件の至適化により1600MBq/nmolまでの標識体の合成が可能であった。標識体のハイブリッド形成能の保持が確認された。さらに、細胞への効果的な導入を目的に、非ウイルス性ベクターである合成cationic lipid (+)-N,N[2-hydroxyethyl-N-[2,3-di(tetradecanoyloxy)propyl] ammonium iodideをキャリアーとして、アンチセンス標識体、センス標識体のマウス白血病細胞株P388あるいはp-糖タンパク発現誘導細胞株P388/Sへの取り込みを観察した結果、P388/S細胞への特異的な集積が確認された。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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