研究課題/領域番号 |
15659286
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
我那覇 文清 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (60234176)
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研究分担者 |
児山 健 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (20366230)
佐久間 亨 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (10246407)
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キーワード | alpha-1 antitripsin / biodegradable microsphere / stent / restenosis / atherosclerosis |
研究概要 |
1、薬剤徐放性microsphere作成 0.3%poly vinyl alcohol200ml中に、dichloromethane5mlに溶解したpoly(lactic-co-glycolic-acid)(PLGA)60mgとpolyethylene glycol(PEG)60mg、PBS1mlに溶解したalpha-1 antitripsin(AAT)20mg、0.2%isopropyl alcohol30mlを加え1時間攪拌した。これを30分間4000RPMで遠沈し、さらにPBSでリンス後遠沈を4回繰り返し、AAT-microsphereを精製した。このmicrosphereはチューブに入れたまま凍結乾燥し保存した。 2、in vitroでの薬剤徐放の確認 上述のように作成したAAT-microsphereからのin vitroでのdrug releaseを測定した。microsphere 1mgをPBSmlの入ったチューブに入れ、37℃の回転浴槽中で28日間incubate。検体は3本同じもの(それぞれAAT-microsphere 1mgを含んだ)を用意した。これらのsamplingを28日間連続で行い、PBS中のAAT濃度をELISA法を用いて測定した。AAT-microsphereからPBS中に徐放したMT濃度は1日目で388.3±32.0ng/ml、2日目で71.3±3.3ng/ml、3日目で11.3±1.3ng/mlであり、それ以降は有意な薬剤濃度上昇を検出しなかった。
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