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2003 年度 実績報告書

慢性拒絶におけるSDF-1の役割

研究課題

研究課題/領域番号 15659301
研究機関北海道大学

研究代表者

嶋村 剛  北海道大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (00333617)

研究分担者 藤堂 省  北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (60136463)
古川 博之  北海道大学, 大学院・医学研究科, 寄附講座教員 (70292026)
陳 孟鳳  北海道大学, 大学院・医学研究科, 寄附講座教員 (40333603)
キーワードSDF-1 / CXCR4 / Transplant Arteriosclerosis
研究概要

マウス動脈移植モデル(BaIb/c-C3H)において、慢性拒絶発症時にSDF-1遺伝子の発現が増強する.
SDF-1が慢性拒絶にどのように関与しているか調べる目的で以後に実験を進めている.
1.蛋白レベルでもSDF-1が増強しているか調べるために免疫染色を施行した.
(結果)6週日Allograftにて外膜や新生内膜に発現していたが、6週目Isograftにはほとんど認められなかった.(n=6)
また、SDF-1の唯一のreceptorであるCXCR4の染色でも同様の結果であった.(n=6)
2.AllograftにおけるSDF-1陽性細胞のkineticsを調べた.
(結果)2週目では外膜を中心に散見され、4週目には中膜、そして6週目には肥厚した新生内膜に認められた.(n=6)
また、SDF-1の唯一のreceptorであるCXCR4の染色でも同様の結果であった.(n=6)
連続切片での解析より、SDF-1陽性細胞はCXCR4も共発現していると考えられた.
3.SDF-1/CXCR4陽性細胞がdonorもしくはrecipient由来か調べる目的で、SDF-1とrecipient MHCclass1で2重染色した.
(結果)Confocal microscopyにおいて、SDF-1/CXCR4陽性細胞がrecipient由来であることがわかった.
また、T細胞、マクロファージの染色より、SDF-1/CXCR4陽性細胞は別のpopulationであると考えられた.

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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