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2003 年度 実績報告書

骨髄幹細胞誘導による人工血管感染の治療

研究課題

研究課題/領域番号 15659318
研究機関東北大学

研究代表者

田林 晄一  東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90142942)

研究分担者 櫻井 雅浩  東北大学, 医学部附属病院, 講師 (80344654)
遠藤 雅人  東北大学, 医学部附属病院, 講師 (90282128)
宮崎 純一  大阪大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (10200156)
キーワード骨髄幹細胞誘導 / VEGF / アデノウィルスベクター
研究概要

本研究は、VEGF及びbFGF,発現アデノウィルスベクター、VEGF及びbFGF徐放性ゼラチンを用いて、人工血管吻合部及び人工血管外周全面にVEGF及びbFGFを供給する一方、G-CSFを用いて骨髄幹細胞を大量に誘導することで人工血管周囲に毛細血管網を構築し、豊富な血流を人工血管外壁全面に供給することで感染を抑えうるかを明らかにすることを目的としている。
<今年度の実績>
血管新生因子アデノウィルスベクターの作製
VEGFまたはbFGF cDNAを発現プラスミドpCAGGSに組み込み(pCAGGS-VEGFは既に作製済み)、これらを組み込んだVEGFまたはbFGF発現アデノウィルスベクターの作製を試みた。アデノウィルスベクターの作製法は既に習得済みであり、これらベクターの発現を、培養細胞を用いてRT-PCR法により確認した。
人工血管感染モデルの作製
イヌ下下行大動脈の人工血管置換術を行い、その後人工血管外面に細菌を塗布し、経過観察後自然治癒のない条件を決定した。またウサギの皮下に人工血管の小片を移植し、さらに細菌を塗布してこれも自然治癒のない条件をつくった。
次年度はこれらのイヌ、ウサギにG-CSFを投与後、末梢血を採取して骨髄幹細胞(血管内皮前駆細胞)の誘導をフローサイトメトリーを用いて確認し動物モデルを確立させる予定である。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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