研究概要 |
15代以上の継代が可能な体性幹細胞作製法の確立を目的として以下の検討を行った。 1.細胞ソース a.皮膚 b.骨髄 c.頬粘膜 d.小腸粘膜 2.培養条件 leukemia inhibitory factor, 10% fetal bovine serum 3.培養結果 骨髄、頬粘膜、小腸粘膜の細胞からは継代できるようなcell line化には今のところ成功していない。しかし、皮膚(全層)からは100回の分裂が可能な継代可能な細胞が取得された。この継代細胞は、凍結解凍しても増殖活性の低下は見られず、体性幹細胞と類似した性格を有している。また、nestinに対して陽性の染色性を示している。 引き続き、細胞分化能、奇形腫形成能を検討すると共に、stem化検討していく予定である。
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