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2003 年度 実績報告書

Toll-like receptorの遺伝子多型が敗血症の病態と予後に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 15659427
研究機関岡山大学

研究代表者

多賀 直行  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (20346456)

研究分担者 森田 潔  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (40108171)
赤木 玲子  岡山県立大学, 保健福祉学部, 助教授 (50150967)
高橋 徹  岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (40252952)
キーワードToll-like receptor / 敗血症 / 遺伝子多型 / LPS / RFLP-PCR / TNF-α / CD14
研究概要

近年、敗血症(Sepsis)の病態や予後に炎症性メディエーターの遺伝子多型が関与するのではないかとの報告が相次ぎ、注目を集めている。Toll-like receptor 4(TLR4)は最近発見されたLPS受容体でLPSに対する生体の反応性に重要な役割を果たしている。昨年ヒトのTLR4に遺伝子多型が存在し、LPSに対する生体感受性に関与する可能性が報告された。そこで、TLR4遺伝子多型がSepsisの病態と予後に及ぼす影響について検討するため、以下の研究計画を立案した。
日本人のTLR4遺伝子、TLR4と関連するLPS受容体:CD14遺伝子、炎症の遺伝子であるTNF-α遺伝子、これらの遺伝子多型が白血球のLPS反応性に及ぼす影響を明らかにする。そのため、健康成人50名(男性25名、女性25名のボランティア)より、各人、20mlずつ採血を行い、密度勾配遠心法により多形核白血球(PMN)、単球を分離する。PMNよりDNAを精製し、Restriction fragment length polymorphism-polymerase chain reaction(RFLP-PCR)法により、これらの遺伝子多型を解析し、野生型遺伝子と変異型遺伝子の頻度を検討する。さらに、分離した単球を10%FCS-MEM培地にて培養し、LPS(10μg/ml)を培地に添加した後、培地中の炎症性サイトカインTNF-α濃度をELISA法にて測定し、遺伝子多型とTNF-α濃度と関係について検討する。本研究はヒトDNA解析を行うため、現在、上記研究計画を岡山大学医学部倫理委員会へ申請している。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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