研究分担者 |
佐藤 智昭 東北大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (50312591)
服部 佳功 東北大学, 医学部附属病院, 講師 (40238035)
菊池 雅彦 東北大学, 大学院・歯学研究科, 助教授 (60195211)
渡辺 誠 東北大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (80091768)
玉澤 かほる 東北大学, 医学部附属病院, 講師 (00124602)
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研究概要 |
本研究は,高齢者の歯科治療における最適時間帯を探ることを目的としている.そこで,今年度は,まず下記に示すような問診事項を主としたアンケート用紙の作成,およびバイタルサインを中心とした診査項目の用紙を作成した. 1)アンケート用紙における問診事項 ・歯科治療時の希望時間帯(1時間刻みの時間帯で調査)とその理由 ・全身疾患の有無,服用薬 ・睡眠時間(起床時間と就寝時間,および熟睡の程度) ・食事時間の輝則性(食事の回数と食事時間帯:特に朝食の摂食状態) ・仕事の有無,およびその時間帯(1日の労働時間),介護などの家庭内事情 ・排便,排尿の回数および時間帯 ・趣味および社会活動の有無,およびその時間帯 ・体調の良し悪し,悩み事,心配事,および不快事項の有無 2)診査項目 ・バイタルサインの測定(血圧,脈拍,呼吸数,体温,動脈血酸素飽和度) 次に,この研究の趣旨を説明し,同意が得られた65歳以上の患者20名を対象として,アンケート調査およびバイタルサインの測定を行った.その結果,次のような傾向が見られた. 1)午後,特に夕方近くに疲れが出て,眠くなったり,横になって休む人が比較的多かった. 2)起床直後,頭が重い,何もしたくないなど,体調が悪いと訴える人が数名いた. 3)歯科治療の希望時間帯は,午前10時〜11時が最も多かった.
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