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2004 年度 実績報告書

看護職の抗がん剤取り扱いにおける職業的曝露の防止対策に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15659504
研究機関秋田大学

研究代表者

石井 範子  秋田大学, 医学部, 教授 (10222944)

研究分担者 村田 勝敬  秋田大学, 医学部, 教授 (80157776)
佐々木 真紀子  秋田大学, 医学部, 教授 (40289765)
長谷部 真木子  秋田大学, 医学部, 助教授 (60241676)
工藤 由紀子  秋田大学, 医学部, 助手 (20323157)
長岡 真希子  秋田大学, 医学部, 助手 (40333942)
キーワード抗がん剤 / 職業的曝露 / 健康影響 / 看護師 / 医療施設 / 防止対策 / 防護具 / マニュアル
研究概要

1.「抗癌剤取扱いマニュアル(案)」の作成
前年度(15年度)の調査結果から,日本の医療施設では看護師が抗癌剤を取扱う際の曝露対策が不十分であることが明らかになった.そこで,米国の癌看護学会(ONS)・労働省職業安全局(OSHA)・病院薬剤師会(ASHP)等のガイドラインを参考に日本の医療施設向けの「抗癌剤取扱いマニュアル(案)」の作成を試みた.「抗癌剤取扱いマニュアル(案)」は,抗癌剤を取り扱うことによる健康問題,医療従事者の抗癌剤曝露を防護する方法,安全な抗癌剤取扱いのチェックリストから成り,文章による説明の他に写真を添付して理解のしやすさに配慮した.
2.医療施設における「抗癌剤取扱いマニュアル(案)」使用に関する調査
作成した「抗癌剤取扱いマニュアル(案)」を,研究の趣旨に同意した78施設の看護部最高責任者に送付し,内容の理解状況およびマニュアル(案)導入の意向について調査した.
回答は55施設(大学病院11,癌専門病院6,総合病院38)から得られた(回収率70.5%).
マニュアル(案)の内容に対する理解を曝露対策毎にみると,抗癌剤を取り扱うことによる健康問題については全員が理解できたとし、抗癌剤曝露の防護方法ではいずれの事項についても95%以上が理解できたとしている.
マニュアル(案)導入の意向をみると,いずれの曝露対策についても90%が"導入したい"としていたが,そのうち"導入したいができそうにない"との回答も多く,理由としては経済的問題や薬剤部門等の他部門との協力の困難さが挙げられていた.
写真の位置や表現に対する意見も自由記述式で述べられていた.

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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