研究課題/領域番号 |
15659522
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
山下 香枝子 慶應義塾大学, 看護医療学部, 教授 (10220328)
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研究分担者 |
下村 裕子 慶應義塾大学, 看護医療学部, 助手 (20216138)
中島 淳 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (10167546)
島田 朗 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (60206167)
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キーワード | 糖尿病性膀胱症 / 蓄尿・排尿機能障害 / 排尿行動 / 排尿記録 / 尿意 / 残尿 |
研究概要 |
この研究は2年間(平成15年度および平成16年度)を要する計画であり、平成15年度は以下の研究を実施した。 1.研究の概念枠組みの作成 糖尿病患者の蓄尿・排尿機能障害の進行の特徴をMariann Lavaccaの「システム理論から見た感覚過程」の概念に基づいて「糖尿病性膀胱症患者の排尿過程」を作成した。 2.調査用紙の選定・作成および信頼性・妥当性の検討 研究の概念枠組みに沿って、尿意、排尿行動、排尿に関する刺激伝導状態(障害)等のデータを収集するための調査用紙の作成(または既存の調査用紙の選定)し、さらに、「膀胱の知覚に影響する要因」に関する情報を収集するための調査票を作成した。 3.研究対象者の選定と協力依頼 1)糖尿病治療の目的で外来通院中の中高年女性に、協力依頼・同意を得る手順に沿って、研究目的、方法、倫理的配慮などの説明を実施し、同意が得られた研究対象者に調査票を配布し、排尿行動、2日間の排尿記録の記入等の依頼を実施した。 2)糖尿病患者の蓄尿・排尿機能の変化と、加齢による変化を比較検討するために、糖尿病でない人で、普通に日常生活をしている東京都内在住の中高年女性を選定し、研究の目的、方法、倫理的配慮等を説明し、同意が得られた研究対象者に調査票を配布し、排尿行動、2日間の排尿記録の記入等の依頼を実施した。 4.糖尿病患者(2日間の排尿記録が終了した者)に、下部尿路検査装置による排尿状態の測定と、超音波膀胱容量測定装置を用いた残尿量測定を実施した。 5.全研究対象者の調査・測定が終了した時点(平成16年7月の予定)でデータを分析・解釈するために、得られたデータを整理し、コンピューターにインプットしている。 以上
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