• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2003 年度 実績報告書

プレホスピタルから病院へ連続するケアにおける救急看護の機能に関する調査研究〜救急医療システムの分析〜

研究課題

研究課題/領域番号 15659525
研究機関西南女学院大学

研究代表者

清村 紀子  西南女学院大学, 保健福祉学部・看護学科, 助手 (90331008)

キーワード救急看護 / 救急看護の機能 / 看護介入分類
研究概要

本研究は、救急看護の実践的機能を明らかにする目的で実施する。現役で救急看護に従事する救急認定看護師20名に対し、看護介入(NIC : Nursing Interventions Classification)のレベル3に属する485の看護介入の実施頻度と、救急看護における重要度について予備調査を実施した(回収率、有効回答率ともに100%)。対象者の50%以上が「時々実施する」「よく実施する」と回答したのは146の看護介入で、対象者の80%以上が「時々実施する」「よく実施する」と回答したのは87の看護介入であった。87の看護介入の多くは、<生理学的:基礎>・<生理学的:複雑>・<ヘルスシステム>の領域に属していた。また、対象者が救急看護の機能として重要と認識しながら、日常での実施に至っていない看護介入の多くは<行動的>の領域に属していた。
Web上に掲載されているデータベース(医中誌Web、Pub-Med)を用いて文献検索し、原著及びresearchを対象としたレビューを実施した結果、海外ではじめて「emergency nursing」という用語が登場するのは1967年からであった。本邦のWeb上にデータベース化されてるのは1983年からであった。現在までの救急看護に関する文献は、大きく「患者ケア」「家族ケア」「プレホスピタルケア」「災害時ケア」「教育・管理」の5つのカテゴリーに分類できた
今後は、検討した文献の中から抽出したキーワードが上記87の看護介入に網羅されているか検討し、質問紙の妥当性を高めていく。また、テスト-リテスト(1カ月)を行い、相関係数0.50未満の項目を削除し、最終的な質問紙を完成し、全国の災害拠点病院に勤務する救急部門のナースを対象に本調査を実施する。

URL: 

公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi