研究概要 |
本年度は,昨年度に引き続きユビキタス情報機器の設置を進めるとともに,関連ソフトウェアの開発と併せて実証実験を進めた. H16-Aユビキタス情報機器の設置(2):平成15年度に引き続き,ユビキタス情報機器の設置を行い,実証実験環境の整備を進めた.特に映像系としてIEEE1394 DVカメラやWebカメラ等の機器やこれらを制御するための計算機器の導入,およびソフトウェア環境の整備を行った. H16-B実証実験:実験用基盤環境を利用した具体的な応用事例として,Regenerativeな情報化講義室のプロトタイプである"rgClassRoom"の構築を進めた.rgClassRoomでユビキタス・モバイル情報機器を活用したローカルなプレゼンテーションや,講義中にrgClassRoom外に出た場合にでもセッションの持続を図るシームレスな遠隔講義配信をサポートするための機構について,H15-Cで試作したUbiSM (Ubiquitous Stack Machine)の枠組みに基づく検討を行った.特に,講義室内に存在するユーザや各種移動機器の属性情報を体系的に管理するための外部データベースとの連繋を考慮し,情報の問い合わせに関する各種操作をUbiSMのオペレータモジュールとして実現した.また,ネットワーク接続された映像ソースや映像シンクを動的に切り替えるためのスイッチング機構の開発を進めた.
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