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2003 年度 実績報告書

家庭内行動情報データベースのための並列分散ネットワークセンシングシステム

研究課題

研究課題/領域番号 15680007
研究機関東京大学

研究代表者

森 武俊  東京大学, 大学院・情報学環, 助教授 (20272586)

キーワードネットワークセンシング / 分散システム / ユービキタス / パーベイシブ / 住居内センシング
研究概要

人の家庭やオフィスにおける行動を計算機によって計測,記録し検索することができるようになれば,1)人の意図を理解し適切な時間と場所でのサービスを提供することができるようになるばかりでなく,2)人の行動のモデリングなど人間科学,3)健康の長期的なモニタリングなどにより問題点の早期発見を支援する,など,幅広い応用分野が拓ける.本研究では,日常的な環境における人間の自然な生活行動を,長期間にわたって時間的・空間的にシームレスに計測,記録し,様々な側面から行動を基軸に検索できるデータベースを実現する.そのために必要不可欠となる環境型と携帯型を組み合わせた並列分散のネットワークセンシングシステムの構成法を確立することを目指す.室内の人の位置・姿勢情報,モノの操作情報,生理情報などを,床やセンサ,家具などに埋め込んだ環境型センサと,ベルトやポケットなどに仕込んだ携帯型センサから,常時365日センシングし・データベースとして蓄積することにより,長期的な生活状態の傾向を得,そこから人の行動状況と動作・運動・生理情報との関係を抽出する.さまざまなセンサはそれぞれ器具毎にモジュール化し,各モジュールに疎結合並列分散ネットワークの専用マネジメントソフトウェアシステムを設計・実装し,互いに分散オブジェクトとして統一的に参照・操作できるようにする.
これまでに,圧力によって抵抗値が変わるFSRと呼ばれるセンサ,マイクロスイッチセンサなどを床,ベッド,椅子や家具の引き出しなどに配置し,計測するシステムを構築してきたが,これらのセンサは,精度,特に繰り返し精度の低いもので,また分解能(圧力センサであれば力分解能)の低いものであった.そこで,新たに圧力センサユニットを中心に,マイクロコントローラベースの高速高精度のシステムを構成し,多様多数のセンサで行動情報を記録・蓄積できるようにした.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 森 武俊: "人間行動をどこにでも見せられる技術ソフトウェア"画像ラボ. 15・1. 42-46 (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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