• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

家庭内行動情報データベースのための並列分散ネットワークセンシングシステム

研究課題

研究課題/領域番号 15680007
研究機関東京大学

研究代表者

森 武俊  東京大学, 大学院・情報学環, 助教授 (20272586)

キーワードセンサネットワーク / 分散システム / ネットワークセンシング / パーベイシブ / 住居内センシング / 隠れマルコフモデル / ユビキタス
研究概要

本研究では,日常的な環境における人間の自然な生活行動を,長期間にわたって時間的・空間的にシームレスに計測,記録し,様々な側面から行動を基軸に検索できるデータベースを実現する,そのために必要不可欠となる環境型と携帯型を組み合わせた並列分散のネットワークセンシングシステムの構成法を確立することを目指している.
本年度は,無線式物体識別センサユニットを中心に,マイクロコントローラベースの分散システムを構成し,さらに多様なセンサで行動情報を記録・蓄積できるようにした.多数のセンサ情報を高速・効率的に管理するために「分散ネット管理システム開発環境」によって,XMLをデータフォーマットとする分散オブジェクトシステムとして実装した.分散配置されたセンサについて機能ごとのモジュール化を行ない,それぞれについて独立自律して動作できるようマイクロコントローラを割り付け,分散オブジェクトの実行環境を実現した.具体的には,Javaのリモートオブジェクト実行機能を実装し,計測処理,蓄積記録の多種の要求が統一的に処理できるように構成した.そのため,従来文書情報を想定してデザインされたリモートメソッドコール用プロトコルを低レベル部からセンサ情報通信処理に合うような再設計を行ない実装した.
また,着用携帯型のセンシングシステムの導入実装も進め,環境型システムと携帯型システムの情報を統合し,基本的に環境型のみで有線・無線通信を核に設計をすすめてきた三層階層構造システムを,統一的なセンサデータ処理システムとして拡張をはじめた.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2005 2004 2002

すべて 雑誌論文 (3件) 産業財産権 (1件)

  • [雑誌論文] Behavior and Personal Adaptation of Robotic Lamp2005

    • 著者名/発表者名
      T.Sato, T.Mori et al.
    • 雑誌名

      Journal of Robotics and Mechatronics 17-1

      ページ: 1-7

  • [雑誌論文] Recognition of Daily Life Action and Its Performance Adjustment based on Support Vector Learning2004

    • 著者名/発表者名
      T.Mori et al.
    • 雑誌名

      International Journal of Humanoid Robotics 1・4

      ページ: 565-583

  • [雑誌論文] Environment Type Robot System "Robotic Room"2004

    • 著者名/発表者名
      T.Sato, T.Harada, T.Mori
    • 雑誌名

      IEEE/ASME Transaction on Mechatronics 9-3

      ページ: 529-534

  • [産業財産権] 生活要約表現システム2002

    • 発明者名
      菅原, 佐藤, 森, 他
    • 権利者名
      積水化学工業(株)
    • 産業財産権番号
      公開2004-185540 2004-07-02
    • 出願年月日
      2002-12-06

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi