本年度は、プロジェクト1年目として、国際教育協力政策・戦略に関わる国内外の先行研究や調査報告を収集・整理すると共に、国内の関係者から最新の資料と情報を入手し、国際教育協力政策・戦略の現状と問題点を整理し、課題の抽出および解析を行なった。その結果をもとに、国内の国際協力実施機関でもこれまでの研究成果に関してインタビューを行ない、実務担当者から調査に関するインプットを得た。その上で、世界各国での現地調査において、国際機関や二国間援助機関の政策担当者及び海外研究者とブレインストーミングセッションを行なった。これらを基に2003年12月には国内の研究協力者と合宿セミナーを行い、2年度目以降の調査内容・方針について決定した。具体的内容は次のとおりである。 (1)先行研究の収集・整理および研究方針の文部科学省・外務省・国際協力機構・国際協力銀行、ユニセフ駐日代表部などの国内関係者との研究プロジェクトに関する協議・確認。 (2)既存資料のレビューと今後収集すべき資料の確認。 (3)オックスフォード国際教育開発会議・英国ウィルトンパーク会議などでの日本の国際教育協力政策の動向に関する発表とブレインストーミングセッションの実施。 (4)世界銀行ワシントン本部・ユネスコパリ本部における現地調査・研究プロジェクトに関する実務者との協議の実施。 (5)国際協力機構箱根研修所における研究協力者(国際協力機構、国際協力銀行、ユニセフ、名古屋大学、広島大学、政策研究大学院大学、東京大学、九州大学等)との合宿セミナーの実施。
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