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2004 年度 実績報告書

窒素に応答したダイズ種子貯蔵タンパク質遺伝子転写調節因子の同定

研究課題

研究課題/領域番号 15688003
研究機関新潟大学

研究代表者

大竹 憲邦  新潟大学, 農学部, 助手 (50313507)

キーワードダイズ種子 / 貯蔵タンパク質 / 窒素応答 / 上流転写調節領域 / SEF1 / フォスファターゼ
研究概要

昨年の実験結果からβサブユニット上流転写調節領域における窒素応答領域が転写開始点から-732bp〜-631bpの間にあることが明らかとなった。そこで、One-Hybrid系を使い、ダイズcDNAライブラリからこの配列に結合するタンパク質をスクリーニングすることを試みた。その結果67個の陽性コロニーを得ることができ、現在その遺伝子配列を解析している。さらに昨年決定された101bpにはすでに報告されているSEF1タンパク質が結合する領域が含まれている。現在その近傍25bpに絞り込み同様の実験を進めている。
昨年の実験結果から、マクロアレイの結果より得られた遺伝子のうち、GENf064f11(サリチル酸誘導タンパク質)、MPDL080a09f(フォスファターゼ)、MWM089d11r(26S rRNA)について、ダイズ種子mRNAとノーザンハイブリダイゼーションによりその発現パターンを確認した。その結果、3種全てがアレイの結果と同様であった。さらに、ダイズ未熟子葉の試験管培養系において培地にフォスファターゼの阻害剤であるオルトバナジン酸を添加すると恒常的に発現しているレクチン遺伝子には影響を及ぼさなかったが、βサブユニットの転写は著しく阻害された。このことから、種子に対する窒素供給の増加のシグナル伝達にはフォスファターゼが関与していることが示された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Quantitative and isotopic analysis of amino acids, allantoin, and allantoic acid in soybean by LC-MS using the atmospheric pressure chemical ionization method.2004

    • 著者名/発表者名
      Ohtake N.他4名
    • 雑誌名

      Soil Science and Plant Nutrition 50

      ページ: 241-248

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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