• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

既存ソフトウェアからのネットワーク対応コンポーネントの自動抽出に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15700036
研究機関国立情報学研究所

研究代表者

鷲崎 弘宣  国立情報学研究所, 実証研究センター, 助手 (70350494)

キーワードソフトウェア再利用 / コンポーネントベース開発 / オブジェクト指向プログラミング / ソフトウェア部品 / プログラム解析
研究概要

1.研究の背景と目的
ソフトウェアを分解して得られるソフトウェア部品(コンポーネント)を再利用することにより、高品質かつ大規模なソフトウェアを効率良く開発する手法としてコンポーネントベース開発がある。コンポーネントベース開発の技術的課題は、同開発手法に従って実装されていないプログラム資産を、同開発手法で利用可能な形で再利用可能とする枠組みが未確立なことである。本研究は、この技術的課題を克服し、多様なプログラム資産をコンポーネントベース開発において活用可能とする枠組みの構築を目的とする。
2.研究内容の詳細
本研究では、既存のオブジェクト指向プログラム集合について構成要素間の関係を静的に解析することにより、独立して再利用可能な部分を特定し、特定した部分を実用的なコンポーネントアーキテクチャ上で動作可能とするために、対象部分の詳細を把握せずにリモートコンポーネントアーキテクチャ上で生成・実行可能とするためのインタラェースを自動的に追加作成し、最終的に対象部分をコンポーネントとして抽出する手法を提案し、提案する手法を自動的に実行する抽出機構を実現した。さらに、抽出して蓄積したコンポーネント集合に対してネットワーク経由で検索と取得/利用を可能とするコンポーネントベース開発支援機構を実現した。
3.研究成果の貢献
実現した機構を用いることで、大量のオブジェクト指向プログラム資産から、利用者の新たな要求を満たす、リモートコンポーネントアーキテクチャ上においても動作可能なネットワーク対応コンポーネントを迅速かつ容易に取得/再利用可能とすることに成功した。実現した機構の活用により、コンポーネントベース開発に基づいたソフトウェア開発を促進することが期待できる。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] A Technique for Automatic Component Extraction from Object-Oriented Programs by Refactoring2005

    • 著者名/発表者名
      鷲崎 弘宜
    • 雑誌名

      Science of Computer Programming 56・1

      ページ: 99-116

  • [雑誌論文] A Web-based Trial Execution System for Software Components2005

    • 著者名/発表者名
      鷲崎 弘宜
    • 雑誌名

      WSEAS Transactions on Computers 3・4

      ページ: 319-326

  • [雑誌論文] A Component-Extraction-based Program Reuse System2005

    • 著者名/発表者名
      鷲崎 弘宜
    • 雑誌名

      WSEAS Transactions on Information Science and Applications (印刷中)

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi