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2003 年度 実績報告書

IPv6を考慮したキャンパスネットワーク監視システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 15700051
研究機関京都大学

研究代表者

中村 素典  京都大学, 学術情報メディアセンター, 助教授 (30268156)

キーワード次世代ネットワーク / IPv6 / ネットワーク監視
研究概要

平成15年度は、まず、京都大学の学内ネットワークであるKUINSにおいて、IPv6を利用した通信が可能なネットワーク環境の整備をするところから開始した。学内には、平成13年度に構築され、平成14年度から本格的に利用が開始されたKUINS-IIIと呼ばれる学内ネットワークがあるが、このネットワークは、バックボーンがギガビットイーサネットベースで構成され、学内の各部屋にファストイーサネットの情報コンセントが設置されている。このネットワークをIPv6に対応させることで、比較的容易に学内の多くの場所からIPv6が利用できるようになる。しかしながら、これらの情報コンセントを収容するレイヤ3のルータ装置はIPv6に対応していないため、別途IPv6に対応したルータ装置を用意することで対応する必要があり、その方法による運用について実験および検証を行っている。さらに、ネットワーク利用する上で必要不可欠な電子メールサービスについて、IPv6でも利用できるようにするために、対外中継用メールサーバ(ウィルスチェック機能つき)および送信用メールサーバのIPv6化を進めている。IPv6の対外接続としては、通信・放送機構が推進するJapan Gigabit Network上で提供されているJGNv6、国立情報学研究所が運用しているSINET上で提供されているSINETv6、WIDEプロジェクトによって運用されているWIDE6bone、およびサイバー関西プロジェクトが構築するCKPv6等との接続を予定しており、これらの一部とはすでに接続を完了している。ネットワークから情報を取得し、運用管理を支援するためのサーバとなる装置も設置を完了し、今後、システムの実装および評価を進めていく予定である。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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