• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

キャプチャリングモーションを用いた人体動作のデータベース化とジェスチャ検索

研究課題

研究課題/領域番号 15700083
研究機関群馬大学

研究代表者

今井 さやか  群馬大学, 工学部, 助手 (30332555)

キーワードメディエータモデリング / 時空間データベース / 人体形状・構造モデリング / 人体動作モデリング
研究概要

本研究では、個々の空間オブジェクトの形状や動きのデータとオブジェクトに付加された意味や情報を、「メディエータ」によって仲介し、スキーマ化することで、時空間のインデックス手法の確立をはかった。今年度は昨年度に引き続き空間オブジェクトの中でも特に人体形状と構造とその動作に着目し、複雑な人体構造および動作について、モデル化およびデータベーススキーマ化について考察した。
本年度の成果として、次の2点をについてより進んだ考察を行なった。
1.人体構造を階層構造としたメディエータモデリングの実現
2.人体動作の特徴姿勢に着目したイベントグラフの考察
1.については、Hub-Mediator-Real World Dataという3レベルの情報のモデル化について考察を行っている。Hubとはあるオブジェクト群の共通情報を表すもので、いわばオブジェクト群のスキーマの役割を果たす。MediatorとはHubと個々の事例・事象(Real World Data)との直積の要素であり、Hubで示された規格によって記述された個別情報を少ないデータで表現する。この要素が人体動作データベースを構築するための本質的な要素となる。この概念を基に人体構造のモデリングにおいて、前述のオブジェクト群を人体の前腕、上腕、頭、首、胸などの動きの最小単位となる部品とし、動きの相関関係により階層的に連結した構造の定義を行なった。
2.については、人間の動作を瞬間的な姿勢の連続であるととらえ、手がある物体に触る、などといった自動的に抽出可能な姿勢をとりだし、Detectable Actionとし、動作をモーショングラフとして表現した。そしてその姿勢時系列の中で特徴的な姿勢をメディエータとし、その人間の動作の特徴を示すものとした。さらに、1.2.にしたがってモデル化された人体構造・動作情報のデータベーススキーマ記述について引き続き考察し、検索の方法についても考察した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Model-based Human Motion Description in Ergonomic Database Application2005

    • 著者名/発表者名
      Sayaka Imai, Yoshinari Kanamori
    • 雑誌名

      International Workshop on Biomedical Data Engineering BMDE 2005 April 3-4,2005 (印刷中)

  • [雑誌論文] Model-based Description of Human Body Motions for Ergonomic Evaluation2004

    • 著者名/発表者名
      Sayaka Imai
    • 雑誌名

      Knowledge and Skill Chains in Engineering and Manufacturing : Information Infrastructure in the Era of Global Communications, Kluwer Academic Publishers.

      ページ: 347-354

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi