• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2003 年度 実績報告書

複雑なXML操作に対応した大規模問合せの生産性向上に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15700108
研究機関筑波大学

研究代表者

森嶋 厚行  筑波大学, 図書館情報学系, 助教授 (70338309)

キーワードXML / 問合せ / 開発支援 / データ変換
研究概要

以下のように研究を推進した.
1.意味情報を用いたXML変換モデルの設計と意味情報の抽出
(1)XMLデータの変換を高水準で記述するためのXMLデータ変換系を開発した.本モデルでは,XMLデータの変換を意味写像の合成としてモデル化する.
(2)提案モデルに基づきXMLデータから意味情報を抽出するための第一次プロトタイプシステムを開発した.本システムはXMLデータを入力として受け取り,意味領域への写像の出力する.写像の構築はヒューリスティクスなどを用いて半自動的に行われる.
2.機械学習手法を応用したXML問合せ生成支援機能の開発
機械学習技法を応用し,少ないインタラクションでXML問合せの構築を支援するためのアルゴリズムの開発を行った.具体的には,有限状態機械を学習するための能動学習アルゴリズムであるAngluinのアルゴリズムを拡張し,XQuery問合せの各部(XPath式,結合条件など)を学習するアルゴリズムを開発した.
3.RDBを利用したXMLデータベース環境の構築
XMLデータに対する問合せ処理環境を実現するため,RDBを用いて効率良くXMLを処理可能なシステムを開発した.
4.XML等のWWWコンテンツを対象とした一貫性維持支援フレームワークの開発
XMLをはじめとしたWWWコンテンツのリンク一貫性維持をおこなうための問合せを自動的に作成・実行し,大規模なサイトにおけるコンテンツの一貫性維持支援を行うためのフレームワークを開発した.

  • 研究成果

    (10件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (10件)

  • [文献書誌] 油井誠: "PostgreSQLを用い多機能なXMLデータベース環境の構築"情報処理学会論文誌:データベース. Vol.44,No.SIG12. 11-22 (2003)

  • [文献書誌] 古川夏子: "情報統合を目的としたXMLの意味情報の抽出"日本データベース学会Letters. Vol.2,No.2. 5-8 (2003)

  • [文献書誌] 中溝昌佳: "WWWコンテンツ一貫性維持のためのリンク更新機構の提案"日本データベース学会Letters. Vol.2,No.2. 65-68 (2003)

  • [文献書誌] 森嶋厚行: "例示操作に基づくXQuery問合せ学習システムのプロトタイプ開発"日本データベース学会Letters. Vol.2,No.1. 119-122 (2003)

  • [文献書誌] 古川夏子: "XMLの意味情報の作成支援とその応用"情報処理学会研究報告. Vol.2003,No.71. 33-39 (2003)

  • [文献書誌] 中溝昌佳: "WWWコンテンツ一貫性管理のためのリンク更新機構"情報処理学会研究報告. Vol.2003,No.71. 9-15 (2003)

  • [文献書誌] Atsuyuki Morishima: "A Machine Learning Approach to Rapid Development of XML Mapping Queries."Proceedings of ICDE 2004. (2004)

  • [文献書誌] 森嶋厚行: "情報統合応用のためのデータ変換モデルの提案"電子情報通信学会第15回データ工学ワークショップ(DEWS2004)予稿集. (2004)

  • [文献書誌] 古川夏子: "XMLデータからの意味情報抽出支援システムの開発"電子情報通信学会第15回データ工学ワークショップ(DEWS2004)予稿集. (2004)

  • [文献書誌] 中溝昌佳: "WWWにおけるリンク一貫性維持支援システムの開発"電子情報通信学会第15回データ工学ワークショップ(DEWS2004)予稿集. (2004)

URL: 

公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi