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2004 年度 実績報告書

プルーフチェッカー(Mizar)を用いたファジィ制御における最適化問題の解析

研究課題

研究課題/領域番号 15700195
研究機関宮城大学

研究代表者

三石 貴志  宮城大学, 事業構想学部, 助手 (00336439)

キーワードファジィ制御 / 最適化問題 / プルーフチェッカー
研究概要

ファジィ制御における最適化問題として本年度は高木・菅野モデル(T-Sファジィモデル)の数理的解析を行った.T-Sファジィモデルのファジィ推論により構成される入出力変数は,IF-THENルールにおける前件部のメンバシップ関数に依存している。それゆえ,出力を算出するファジィ推論法がメンバシップ関数集合族上で連続である事実,および二次形式評価関数のメンバシップ関数集合族上の連続性を証明することにより,最適制御の存在性が証明された"Analysis of T-S Fuzzy Model".一方,田中氏により提案された,ファジィ制御の入力値が確定した値でなくファジィ数であるIF-THENルールを用いたファジィ推論法の連続性および解の存在性に関する解析を行い,制御の評価関数に最小値を与えるIF-THEN型ファジィプロダクションルールの存在性の証明を行った。"Continuity of Approximate Reasoning Using L-R Fuzzy Number as Input".
また,上述の証明等,これまで証明を行ってきたファジィ制御における最適制御の存在性をプルーフチェッカー(Mizar)を用いて検証するため,準備としてMizarシステムのライブラリを作成した。"Transitive Closure of Fuzzy Relations".
その他,ファジィ制御を用いたアプリケーションとして,色彩の決定をファジィ推論を用いて行うシステムの開発を行った.これは1組のIF-THENルールのみによって色を決定するものではなく,評価的な意味合いを持たせた2組目のIF-THENルールを組み合わせ,2段階でで色彩を決定するものである。"Automatic Color Decision Using Fuzzy Control".

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] Transitive Closure of Fuzzy Relations2004

    • 著者名/発表者名
      T.Mitsuishi, Grzegorz Bancerek
    • 雑誌名

      Journal of Formalized Mathematics Vol.12,No.1

      ページ: 15-20

  • [雑誌論文] Analysis of T-S Fuzzy Model2004

    • 著者名/発表者名
      T.Mitsuishi, Y.Shidama
    • 雑誌名

      Mechanized Mathematics and Its Applications Vol.3,No.1

      ページ: 1-7

  • [雑誌論文] Autmatic Color Decision Using Fuzzy Control2004

    • 著者名/発表者名
      T.Mitsuishi, N.Kayaki, K.Saigusa, M.Kochizawa
    • 雑誌名

      Proc.of IFAC Multitrack Conference on Advanced Control Strategies for Social and Economic Systems (ACS2004) (To appear)

  • [雑誌論文] Continuity of Approximate Reasoning Using L-R Fuzzy Number as Input2004

    • 著者名/発表者名
      T.Mitsuishi, Y.Shidama
    • 雑誌名

      Proc.of 43rd IEEE Conference on Decision and Control(CDC)

      ページ: 5112-5116

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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