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2003 年度 実績報告書

SVGを用いた平安・鎌倉時代僧侶情報の閲覧方式

研究課題

研究課題/領域番号 15700212
研究機関和歌山大学

研究代表者

田中 猛彦  和歌山大学, システム工学部, 助手 (90304154)

キーワードSVG / 人間関係 / データベース / 中世 / ウェブアプリケーション
研究概要

今年度の実施内容は,次の2点に大別される.
1.SVGによる系図表現の試作:人名IDを指定することで,研究代表者がこれまで開発に携わっていたデータベースから親子関係(父子関係もしくは師弟関係)を取り出し系図として表示するWebアプリケーションを,JSP(Java Service Pages)を用いて実装した.以前の表示システムはJavaのクラスライブラリに基づく模擬的な木構造であったが,本試作システムでは縦書きを採用し,系図として直感的な見栄えにすることが可能となった.きらに,SVGの図形要素にリンクを始めとするインタラクションを付与することが可能であることを利用して,系図で表示される各人に,その人物を中心とする系図を表示させるためのリンクを記載した.これにより,SVGのみによる系図のブラウジングを実現している.
2.データベースシステムの見直し:本システムは当初,クライアントとサーバを別々の計算機で運用するものとして,開発を実施してきた.しかし文系の専門家から,1台のノートPCを持ち歩いて表示やデータの登録・修正ができるような,スタンドアロンによるシステム運用の要望を受けた.そこで,ノートPCに各種ソフトウェアを導入することで,スダンドアロン化を試みた.PC上で動かすオペレーティングシステムとしてCygwinを,WebサーバとしてApacheを使用した.次に,データベース管理システム(DBサーバ)には従来のOracleに替えてPostgreSQLを採用し,データを移行した.DBサーバへの接続方法を変更したほか,文字コードの変換が必要となったが,SQL文は一切変更することなく,系図が表示できることを確認した.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 田中 猛彦: "平安・鎌倉時代を対象とした僧侶データベース"情報知識学会誌. 13巻・2号. 18-31 (2003)

  • [文献書誌] 田中 猛彦: "データマイニング技法を用いた診断アンケート支援システム"情報知識学会誌. 13巻・3号. 12-24 (2003)

URL: 

公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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