本研究では漸次的に発話が産出され、発話意図生成、発話文形成、音韻形成、発話機構制御の各モジュールが自律的に動作することで時間的な遅延が発生し、いい間違いの原因となること、さらにはそのいい間違いに気付くために、常に自己発話の監視システムが動作していることを確認するのがその目的であり、本年度はその最初の段階として、漸次的発話を促す実験刺激の作成、および状態計測のための生理データ計測機器の設計、開発に充てた。しかし実際には4月から9月末までの半年間で研究活動を停止したため、実験に着手することは出来なかった。
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