研究概要 |
1.ブロック計画の一つであり,BIB計画や組分け型計画,L_2計画の一般形でもあるrectangular designについて,その巡回的構成法および存在についてsymmetric balanced nested designを用いて示した.この結果については,国際会議にて発表し,現在投稿中. 2.更に,このrectangular designについて,11月に来日したAuburn Univ(アメリカ)のDean Hoffman教授の協力を得て,グラフ分解の技法を使ってブロックサイズ3の場合の完全な存在証明を行っている途中であり,場合分けをした半分のケースについて証明が完了した. 3.巡回性を持つシュタイナー三項系において,その存在がまだ明らかになっていないパラメータについてUniv of Perugia(イタリア)のMarco Burattiが採用した方法を改良したプログラムを作成し,検索を試みる準備を進めている.また,dicyclic group上での1-rotationalシュタイナー三項系について,残されていた最後の系列の存在証明を行った. 4.ブロック計画の応用について検討するため,企業による暗号に関するセミナーに定期的に参加し,その利用法を模索中.
|