研究概要 |
本年度は,以下の2点について研究成果を得た. 1.楕円母集団下での2標本問題における平行プロフィール検定に対する検定統計量の漸近展開の導出とその非正規性の影響における研究 2.多変量正規母集団下で,データに欠損値が生じた場合の平均ベクトル成分に関する新しい同等性検定法と同時信頼区間の開発 1については,2004年5月20日に福島県いわき市生涯学習プラザにて行われた日本計算機統計学会で口頭発表し,論文としてまとめ,すでに学術雑誌に投稿中である. 2については,同じく2004年5月20日に福島県いわき市生涯学習プラザにて行われた日本計算機統計学会,2004年11月10日に秋田大学地域共同研究センターで行われた科研費シンポジウム「統計的推定方式に関する理論とその応用」,および2005年1月29日に広島プリンスホテルで行われた科研費シンポジウム「統計的推定方式に関する理論とその応用」において,随時,研究成果を口頭発表し,現在,投稿用論文にまとめている. また,昨年度に得た研究成果(楕円母集団下での各母集団の標本数が異なる場合における保守的な同時信頼領域構成法の提案とその数値的・理論的両側面からみた非正規性の影響に関する研究)については,論文としてまとめ学術雑誌(日本計算機統計学会欧文誌)に受理され掲載予定である.
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