研究概要 |
今年度は,XMLでグラフを記述・表示するSVG, X3Dによるインタラクティブグラフを統計科学に活かすための研究を主に行った。SVGやX3DはXMLの規格による2次元および3次元グラフィックのための言語であり,HTML同様にテキスト形式で記述することができるため,Webにおける動的なグラフ生成に利用可能である。しかしながら,作成するにはまだ環境が整っていない。そのため,SVGやX3Dを利用することによる統計グラフの表現に関する提案を,次のサイトに公開した。 http://www.fwu.ac.jp/〜fujino/Xg4stat/ 今年度までの研究成果については,国内では日本計算機統計学会において「XMLグラフィックスの統計環境における活用」,国際会議としてはCOMPSTAT2004で"Possibilities and Problems of the XML-based Graphics in Statistics", Interface2004で"XML-based Applications in Statistical Analysis"として成果報告を行い,2005年4月にシドニーで開催されるISI2005(The 55th session of International Statistical Institute)にて報告することが決定している。その他,国内のいくつかの研究会・シンポジウムにおいて成果報告を行った。 また、それらを既存の統計解析サービスと連携して利用する方法についても研究を行ない,実際のシステムに取り込んだ。これらに関して継続的して次年度に取り組み,最終年度としてまとめる。
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