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2004 年度 実績報告書

低コヒーレント干渉法と超音波変調法の効果的結合による生体断層撮影技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 15700320
研究機関北海道大学

研究代表者

加藤 祐次  北海道大学, 大学院・情報科学研究科, 助手 (50261582)

キーワード低コヒーレント干渉法 / 光散乱 / 音響光学効果 / 光CT / 近赤外
研究概要

生体のような高濃度散乱体おける深さ方向の光学定数分布を後方散乱光より、超音波変調法及び低コヒーレント光干渉法の機能的な結合による生体断層撮影技術開発を最終目的とする。そこで、当初の2年の研究期間内で本計測法における基礎特性の実験的検討に的を絞り、本年度は以下の事項の研究を行った。
1.吸収分布計測の計測特性の評価
前年度の結果を基に、散乱体に吸収体を均一に付加して実験ファントムを作成し、吸収係数の計測について実験的に評価を行った。更には、吸収分布を不均一の状態での計測を行い検証した。これにより計測システムの基礎技術確立を図られた。
2.本計測手法の波長特性評価システムへの拡張
生体内機能情報をより高度に取得するために、広い波長帯にわたる本手法の適用について検討を進めた。その結果より、より高機能な断層撮影技術への拡張への可能性を検討した。その結果、本手法における広帯域な波長においても本手法の有効性の確認ができた。
3.双超音波振動子による散乱体内部光伝搬経路制限の試み
近赤外光による生体内部吸光度分布計測をめざして、光と超音波の相互作用を利用する新たな手法を提案し、その可能性に関する基礎的検討を行った。提案手法は,散乱体内に2箇所以上の超音波変調領域を設け、それらを結ぶ直線に沿った伝搬光を選択的に検出するものである。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 生体透視イメージングのための散乱光成分抑制の試み

    • 著者名/発表者名
      高木 一人
    • 雑誌名

      信学技報 (発表予定)

  • [雑誌論文] 双超音波振動子による散乱体内部光伝搬経路制限の試み

    • 著者名/発表者名
      渡邊 英次郎
    • 雑誌名

      信学技報 (発表予定)

  • [雑誌論文] 後方散乱光の時間分解計測による散乱体断層イメージング-実用化へ向けての基礎的検討-

    • 著者名/発表者名
      浪田 健
    • 雑誌名

      信学技報 (発表予定)

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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