• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2004 年度 実績報告書

文書認識等の技術を用いたホームページのアクセシビリティ向上に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 15700391
研究機関筑波技術短期大学

研究代表者

金堀 利洋  国立大学法人筑波技術短期大学, 障害者高等教育センター(障害者支援研究部門), 助手 (00352568)

キーワードWebアクセシビリティ / 情報アクセシビリティ / 視覚障害 / 視覚障害 / 文書認識 / 点字 / Webドキュメント処理
研究概要

1.得られた研究成果
今年度は主に調査期間として、ドイツのカールスルーエ大学の研究機関での、実際に視覚障害を持った学生達に科学技術文書の点訳システムの紹介と、今後の要望等の聞き取り調査を行った。また、国内でも、視覚障害者におけるWebの活用状況等の聞き取り調査を行い、その調査結果を、論文「重度視覚障害者によるプレゼンテーションの現状」の中に記している。また、IT技術の障害者支援への応用を課題とした研究会ICCHP (International Conference on Computers Helping People with Special Needs)に参加し、論文「An Integrated OCR Software for Mathematical Documents and Its Output with Accessibility」において、数式のアクセシブルな表現方法についての発表を行い、関連研究者との交流も行った。さらに、数学関連の知識管理学会MKM (Mathematical Knowledge Management)のワークショップであるMathematical User Interfaceにおいて、論文「Authoring Tool for Mathematical Documents -Infty-」において、数学文書のアクセシブルな入力方法についての発表をおこなった。これらの論文は、文書認識技術での協力を得ている九州大学鈴木昌和研究室との共同で執筆を行い、文書認識技術の、特にレイアウト解析を用いたWebコンテンツの解析技術の発展に貢献を図っている。
日本大学の川根研究室との協力で、Web上での数学教育のアクセシビリティ向上に関する研究の一環としてMathMLの音声読み上げシステムの開発も行っている。
また、購入したPCを用いて、Webコンテンツや、さらにはWeb上で配布されているPDFの収集を行い、現在、そのデータの整理を行っている。
2.今後の研究計画
(1)収集したWebコンテンツの更なる解析、さらには、PDFのアクセシビリティを向上するための新たなるシステムの開発。
(2)作成したデータベースから、見た目の情報を用いた文書認識結果とHTMLからの情報を利用したWebコンテンツの解析アルゴリズムを開発する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 重度視覚障害者によるプレゼンテーションの現状2005

    • 著者名/発表者名
      長岡, 加藤, 大武, 藤井, 金堀, 他
    • 雑誌名

      電子情報通信学会、信学技報、福祉情報工学研究会(WIT) TL2004-40, WIT2004-64

      ページ: 25-30

  • [雑誌論文] An Integrated OCR Software for Mathematical Documents and Its Output with Accessibility2004

    • 著者名/発表者名
      鈴木, 金堀, 大武, 山口
    • 雑誌名

      9th International Conference, ICCHP 2004, Paris金 LNCS3118

      ページ: 648-655

  • [雑誌論文] Authoring Tool for Mathematical Documents -Infty-2004

    • 著者名/発表者名
      堀利洋, 藤本光史, 鈴木昌和
    • 雑誌名

      Mathematical User-Interfaces Workshop Electric Proceedings http://www.activemath.org/~paul/MathUI

      ページ: 1-7

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi