研究概要 |
本年度は,8月と3月に児童生徒を対象にタイ語による記述式質問紙調査および文献・観察・面接聞き取り調査等でデータ収集を行った.また,教員,一般市民に対して,面接聞取り調査を行った. 調査地区は,人,モノ,情報などの流通経路が1本の生活幹線道路でつながっているチェンマイ県チェンマイ市(都市),サムーン郡サムーン地区(農村),サムーン郡ボーケーオ地区(山村)である. 質問紙調査:小5,中2,高2を対象に,8月502名,3月1178名. 1.児童生徒の属性等:居住地域,学年,性別,身長・体重,家族人数・構成,両親の職業,1日あたりの小遣い・間食の費用. 2.生活行動の実態:起床・就寝時刻,食事・間食の時刻・時間・回数,各食事の状況(有無,入手先,誰と,何を,どのくらい),欠食の理由,間食選択行動,マスメディア接触時間(テレビ,ラジオ,新聞・雑誌,漫画,パソコン),その他生活行動(遊び,勉強,手伝いなど). 3.間食選択行動:伝統菓子と袋菓子の選択行動比較,摂取頻度,購入価格,購入先,選択理由.家庭内での伝統菓子作成の有無,菓子選択の情報などである. 文献・観察調査:タイ王国統計局,保健省,カセサート・大学,チェンマイ大学図書館,サイヤムソサエティー等で食生活,児童生徒のライフスタイルに関する論文および資料を収集した. 面接聞取り調査:教員,一般市民(13名)に幼少時代の間食行動,現在の児童生徒の間食行動の比較について,児童生徒(30名)に対して伝統菓子と袋菓子について,それぞれ質問した. これらの調査研究について,8月に京都で開催された国際家政学会でポスター発表した.
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