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2003 年度 実績報告書

マイタケ中の糖尿病改善作用物質の検索とその作用機の解明

研究課題

研究課題/領域番号 15700482
研究機関園田学園女子大学

研究代表者

堀尾 拓之  園田学園女子大学, 人間健康学部, 講師 (90229229)

キーワードマイタケ(Grifola frondosa) / ゲル濾過法 / ストレプトゾトシン / 生理活性物質
研究概要

ゲル濾過法を用いて、マイタケ中に含まれる生理活性成分の分離を行った。マイタケを熱風処理して粉末状にしたものを10倍量の蒸留水に溶かした。3時間室温中でスターラーにより撹拌を行った。その後遠心分離を行い、水に可溶な成分を抽出した。その水可溶性成分を凍結乾燥して粉末状にしたものを再び10倍量の蒸留水で溶かした。0.45μmのフィルターを通したものをゲル濾過した。カラムサイズは2.6×60cmで、ゲル濾過担体はsephacyl S-200を使用した。溶媒は蒸留水を使用した。サンプル量は10mlを一回で流せるようにサンプルインジェクターを改良した。ゲル濾過の結果、溶出液70mlあたりから130mlあたりまでに大きなピークがあり、次に200mlから380mlに大きなピーク、さらにその後小さなピークが見られた。そこで、この3つのピークをフラクションコレクターによって採取し、その溶出液を凍結乾燥した。各分画はそのまま餌に混ぜて投与するのではなく、蒸留水にて溶かしてからゾンデにて胃内に直接投与した。マイタケ水抽出液を投与した群(A群)はコントロール群(C群)に比べて血糖値は低下傾向にあった。マイタケ水抽出液をゲル濾過して最初に出たピークを投与した群(B2群)はA群よりも血糖値を低下させる効果は低かったものの、C群よりも血糖値は低下した。さらにゲル濾過で2番目に町たピークを投与した群はあまり血糖値を低下する効果は少なかったが、抽出量が少なかった為かもしれないので、今後は抽出量を増やしたものを投与した効果を調べたい。抽出液は3つのピークが存在したが、3つ目のピークは抽出量が少なかったので、実験には供しなかった。

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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