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2005 年度 実績報告書

メタ認知開発に焦点を当てたコミュニケーション活動の改善に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15700493
研究機関千葉大学

研究代表者

山下 修一  千葉大学, 教育学部, 助教授 (10272296)

キーワードメタ認知 / コミュニケーション活動 / 改善 / 発話分析
研究概要

本研究は,最も導入が難しいとされている中等教育へのコミュニケーション活動導入というチャレンジングな試みであった.まず,大学生への試行を通じて,役割分担とワークシートを導入するコミュニケーション活動を開発した.そして,中学生の試行を通じてワークシートの改善,役割と質問例を明記したカードの配布,理科係の生徒によるデモンストレーションなどを加えて,中学校1年生64名の生徒を対象に「音」の検証授業を行った.その結果,「確認」や「要約」といったより高次のコミュニケーションが展開されるようになり,改善したコミュニケーション活動で扱った課題については,遅延調査の得点が向上し,理解が定着していた.
本年度は,それらの成果をProf.Gunstoneと検討しながら,ASERA(Australasian Science Education Research Association)2005と日本理科教育学会第55回全国大会で発表した.そして,学会発表でのフィードバックを吟味しながら,「Improvement of Students' Communication in Secondary Level Science by means of Worksheets and Role Exchanges」を学会誌に投稿した.また,理科教育におけるコミュニケーション活動に関するレビュー論文を執筆中で,まもなく投稿する予定である.さらに,今までの知見を生かして,中学校3年生を対象にした「酸化還元」の授業,中学校2年生を対象にした「天気」の授業を開発中である.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006 2005 その他

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] しっかり知識を授けてから知識運用の機会を2006

    • 著者名/発表者名
      山下 修一
    • 雑誌名

      科学技術教育 217号

      ページ: 5-7

  • [雑誌論文] Improvement of communication in secondary level science by means of worksheets and role exchanges2005

    • 著者名/発表者名
      Shuichi YAMASHITA, Tatsuya HINENO
    • 雑誌名

      Australasian Science Education Research Association 36th Annual Conference

  • [雑誌論文] ワークシートと役割分担によるコミュニケーション活動の改善-中学1年「音」の学習を例にして2005

    • 著者名/発表者名
      山下 修一, 日根野 達也, 川野 治一
    • 雑誌名

      日本理科教育学会第55回全国大会発表論文集

      ページ: 268

  • [雑誌論文] Improvement of Students' Communication in Secondary Level Science by means of Worksheets and Role Exchanges

    • 著者名/発表者名
      Shuichi YAMASHITA, Tatsuya HINENO
    • 雑誌名

      Journal of Science Education in Japan (印刷中)

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公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

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