研究概要 |
近い将来の実現に向けたオンライン教育(いわゆるe-school)の教材作成に備えて3次元CGを使用するノウハウを確立することができた。これまで私が制作したCGはすべて、特定OS上で動作するものばかりである。CGのレンダリング速度を考えると、これまではネットワーク上の3次元CGは困難であった。昨今のハードウェアの進化と斬新なソフトウェアのテクノロジーおよびブロードバンドネットワークの普及はこの困難を乗り越えられる可能性を秘めている。 コンピュータサイエンスの教育に関しては、ウェブ3Dを用いたコンテンツは大変少ないが、これからは増える可能性は高い。ところが、物理学や化学の分野ではこのようなコンテンツが増える見込みがほとんどない。その大きな理由は、一流の研究者たちは自らの研究、とりわけ実験に忙しく、とてもこのようなコンテンツを作成する時間がないことに由来する。そこで,かつて物理化学を専攻した申請者がこの分野のコンテンツ制作をやってみた。
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