初年度に主として国際関係論分野と環境政策論分野(特に環境政策におけるNGOの役割と参加形態)からの一次資料・二次資料の収集及び聞き取り調査で得た知見を基にして、16年度は研究報告を行った。 一次資料に関しては、これまでの気候変動枠組条約締約国会議(COP)の参加者リストを総点検し、これまでの国際交渉においてどの国がどれだけNGO参加者を政府代表団として受け入れているのかを整理した。また、気候変動枠組条約交渉過程におけるデンマーク、カナダ、スイスの政府代表団とNGOとの関係を聞き取り調査した。 調査研究成果に関しては2004年12月にブエノスアイレスで開催された気候変動枠組条約締約国会議(COP9)におけるサイドイベントにおいて政策担当者および研究者を対象に研究発表を行ったほか、成果の一部は2005年1月の国際応用システム科学研究所(IIASA)で開催のワークショップや3月に開催のアメリカ国際政治学会で発表した。
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