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2004 年度 実績報告書

転換期における男性ホワイトカラーとジェンダーに関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15710190
研究機関神戸大学

研究代表者

金野 美奈子  神戸大学, 国際文化学部, 助教授 (20346232)

キーワードジェンダー / 男性 / ホワイトカラー
研究概要

本年度は、パイロットインタビューを行うとともに、その結果を踏まえた仮説の構成、および実証研究の枠組みの再検討を行った。本研究が取り組む3つの課題(1.異なった立場の男性ホワイトカラーにとってジェンダーがもつ意味の解明、3.男性ホワイトカラーにとってのさまざまなジェンダーの意味と職場のあり方、近年の変化状況との関係の解明、2.男性ホワイトカラーとジェンダーに関わる従来の固定的な見解の再考)に対して、大きく以下の示唆が得られた。男性ホワイトカラーのジェンダー状況に関して、(1)年齢・雇用形態・職務という当初予想した要因とともに重要な要因として配偶者の職種がある。その影響は、とりわけ若年層の場合に大きい。(2)現代男性のジェンダー状況は多様であり、それは中高年層にもかなりの程度あてはまる。(3)職場・家族にかかわる様々な要因と関わるジェンダー状況の変化が中高年層にもあてはまることは、ジェンダーの固定性よりも可塑性を示唆する。さらに、パイロットインタビューの中で、これまで従来のジェンダー関係に「既得権」をもつと位置付けられることの多かった男性たちが、伝統的なジェンダー関係を自ら変容させる役割を職場内外で果たしていることが示唆された。このことが、ホワイトカラー男性をとりまく近年のさまざまな状況の変化とどのように関わっているのかは、本研究でのさらに詳細な調査に値するものと思われた。以上のような結果にもとづき、インタビュー調査の再設計を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] The Creation of "OL"2005

    • 著者名/発表者名
      KONNO, Minako
    • 雑誌名

      Le Mouvement Social (forthcoming)(未定)

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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