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2004 年度 実績報告書

文芸/歴史研究の中間的領域「史伝」研究-「少年史伝叢書」を中心に-

研究課題

研究課題/領域番号 15720040
研究機関国士舘大学

研究代表者

目野 由希  国士舘大学, 文学部, 講師 (20338289)

キーワード史伝 / 児童文学 / 叢書 / 少年 / 伝記 / ジャンル構成 / ジャンル生成
研究概要

平成16年度に得られた研究実績は、以下の通りである。
(1)「少年史伝叢書」の古書店を通じた現物収集は、昨年通り神田神保町の古書店山口書店の協力を仰いだが、今年度はいまだ入手できていない分はより少なくなり、昨年度よりいっそう難航したため、入手できたのは戦前の少年文学に関する資料のみとなった。それでも山口書店の配慮により、戦前の伝記や少年文化・文学を専門とする書店関係資料、教科書や類似する叢書など、重要な文献を購入することができた。
(2)東京都内の資料館の所蔵資料をめぐる「少年史伝叢書」目録化については、研究代表者と本学大学院生である研究協力者十名で進めた。研究代表者はこれまでのデータ収集成果と調査出張などに基づいて作業を行い、研究協力者は国際子ども図書館・国会図書館・日本近代文学館・三康図書館などを訪問して調査カードを作成した。研究協力者作成分の調査内容の、最終的な文責は目野にある。
(3)平成16年には、資料収集は都内で十分実施できたため、出張は行わなかった。
(4)上記の成果をまとめ、『国文学論輯』第26号(国士舘大学国文学会)に「大同館版「少年史伝叢書」の調査(2)」、『人文学会紀要』第37号(国士舘大学文学部人文学会)に「「少年史伝叢書」の叢書構成について-「史伝」概念の生成-」を発表予定である。
(5)本研究は三年計画で行っており、最終的な調査結果とその分析は平成17年度に発表予定である。そのため、今年度までは途中経過を紀要発表するのみであったが、次年度は専門の学会での発表を行うのが望ましい。そこで平成16年度は次年度の準備のため、日本児童文学学会に入会した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] 大同館版「少年史伝叢書」の調査(2)2005

    • 著者名/発表者名
      目野由希
    • 雑誌名

      国文学論輯 26

  • [雑誌論文] 「少年史伝叢書」の叢書構成について-「史伝」概念の生成-2005

    • 著者名/発表者名
      目野由希
    • 雑誌名

      人文学会紀要 37

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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