• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2005 年度 実績報告書

「満洲国」時期の中国人作家とその文学活動についての基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15720077
研究機関首都大学東京

研究代表者

大久保 明男  首都大学東京, オープンユニバーシティ, 講師 (10341942)

キーワード中国文学 / 国際研究者交流 / 国際情報交換 / 中国 / 満洲国 / 中国東北 / 植民地研究 / 淪陥区
研究概要

本研究は、旧満洲国における中国人作家とその文学活動について、全般的な状況を把握し、解明することを目指しています。具体的には、中国人作家とその文学活動に関わるすべての事象、事件、組織、人物、作品、発表メディアなどをマクロ的に明らかにしていき、この分野の研究基盤を構築することを目的としています。
研究期間の最終年度に当たる今年度は、引きつづき資料の調査・収集をおこないながら、資料の整理や分析、成果まとめ作業を中心に研究活動を進めてきました。具体的には、昨年に二度にわたり中国へ渡航して、北京市の国家図書館や大連市の大連図書館や資料館に出かけ、旧満洲国時代に発行された中国語の雑誌や新聞資料を中心に調査・発掘作業をおこないました。近年、中国東北各地の研究機関に所蔵されている資料は北京の国家図書館でマイクロフィルム化をするために貸し出されていることが多く、調査作業に一定の困難が生じております。
長年にわたり収集してきたこれらの資料について、目下、整理・分析の作業を進めております。一部は研究会などにおける口頭発表や研究論文の発表にすでに応用し、研究成果として公開されています。また、『「満洲国」中国人作家評伝』(仮題)や、旧満洲国における中国人作家とその文学活動に関連する総合的な年表、主要たる新聞・雑誌の目録、諸事象を網羅する事典などの基礎文献をいま取りまとめており、近い将来、研究成果の集大成として公刊していきたいと思います。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 「満洲国」の大衆啓蒙教育問題をめぐる文学者たちの認識と主張-古丁と穆儒丐における日本文化の影響を中心に-2005

    • 著者名/発表者名
      大久保 明男
    • 雑誌名

      異文化交流史の中の教育者達に見る思想・実践の変容と現代的課題に関する学際的研究

      ページ: 51-66

  • [図書] <満州国>文化細目(共著)2005

    • 著者名/発表者名
      植民地文化研究会
    • 総ページ数
      795
    • 出版者
      不二出版

URL: 

公開日: 2007-04-02   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi