いくつかの新たなデータ構造をダイナミック・セマンティクスに導入し、論文として発表した。 「Dynamic Predicate logic with Defeasible Non-Kind Denoting Singuar Generics」ではHerbrand Modelを基本として、typed arbitrary objectを導入し、また非単調条件演算子を導入し、kindをあらわさない総称文のダイナミック・セマンティクスを提案した。 「Dynamic Predicate Logic with Private Viewpoint Models and its Application to the Semantics of Over」ではPrivate Viewpoint Modelとその変更関係を導入し、前置詞overのダイナミック・セマンティクスに認知意味論的な観点を導入し、応用した。 また未発表の研究として、Parameterized Herbrand Modelの導入による依存wh疑問文と答えのダイナミック・セマンティクスの形式化、グラフ変更系の導入によるmodal subordinationのダイナミック・セマンティクスの形式化、高階依存部分型Lambek計算の形式化を行った。
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