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2003 年度 実績報告書

南フランスと伊ピエモンテ地域における「オクシタン語」話者の言語意識の編成

研究課題

研究課題/領域番号 15720092
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

佐野 直子  名古屋市立大学, 大学院・人間文化研究科, 助教授 (30326160)

キーワード言語の名称 / 多言語状態 / <一つの言語>
研究概要

・国際オクシタン研究学会(2002年7月イタリア・メッシーナで開催>で発表した論文を加筆修正して学会論文集に投稿して受理され、2004年3月に論文集が刊行された。
・2003年8月から9月にかけて南フランスのプロヴァンス地方とニースにおいてインタビュー調査を行った。地域主義的な雑誌の発行者、教員などの中でも、特に「オクシタン語」の存在を否定し、「ニース語」「プロヴァンス語」としての一体性を主張するための活動を行っている20人程度を対象にインタビューを行った。
・2003年9月に、イタリアピエモンテ地方においてインタビュー調査を行った。イタリアでは、2000年の「歴史的少数言語保護法」の発布によって少数言語の活動が法制化して以来、少数言語擁護活動は大きな変化がおきている。さらに、2006年のトリノオリンピックの開催地域で話されているオクシタン語の活動は注目を集めている。その一方で「オクシタン語」という言語の名称に反感を持ち、その存在を否定するようなさまざまなグループも活動を活発化させている。このような点を考慮し、本研究においては特にイタリア・ピエモンテ地域のオクシタン語の言語意識についての調査を中心として研究を行うこととした。まず、当該地域の文化・経済活動を行っているChambra d'Ocに調査研究の協力を依頼し、承諾された。また、今回は特に古くから「オクシタン語」、または「反オクシタン語」の擁護活動を行っていた活動家や、教員、またオクシタン語の市民講座の受講者など40名程度にその活動の動機や歴史、言語使用状況などについてインタビューを行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] SANO Naoko: "≪Parla patoes!≫ - l'attitude linguistique des patoisants face a une etrangere-"Scene, evolution, sort de la langue et de la litterature d'oc, Actes du septieme Congres International de l'Association International d'Etudes Occitanes, Viella, Roma. tome II. 1133-1150 (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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