研究概要 |
本年度の成果は、以下に挙げるように大きく2つに分類できる。来年度は、本年度の研究成果に基づいてJava版の設計、作成、さらに携帯Java編集へと移行する計画である。 1.CGIベースのCALLアプリケーション作成および公開 (http://www.sapporo-sa.ac.jp/ohbuchi/english/index.html) 2.全国高等専門学校英語教育学会での発表 CGIベースのCALL教材は、全部で6つのコンポーネントからなる:1) Sentence Maker, 2) Verb Locator, 3) Conversation Maker, 4) Word Collector, 5) Clear Listener, 6) Noun Phrase Constructorの6つである。それぞれメディアとしてコンピュータの特色を生かしたアプリケーションプロトタイプができた。これらのアプリケーションはあくまでもCGIベースであることから、本研究の目的であるJavaベースのアプリケーションとは、一線を画す。しかし、アルゴリズムやデータの収集に関しては、ほとんど同じ考え方を踏襲できることから、携帯電話への応用を考えたJava版アプリケーション作成にかなり近づいたといえる。 全国高等専門学校英語教育学会では、上に挙げた3つの代表的なアプリケーション;1) Sentence Maker, 2) Verb Locator, 3) Conversation Makerを発表した。英語教育に携わる多くの方々から、意見を収集し、アプリケーションのアクションやデータの精度、他方、アプリケーション作成段階での目的意識を高めることにつながった。またこのプロジェクトが、携帯電話に応用されることを念頭に入れていると発表すると、その成果に期待を込めたコメントが寄せられた。
|