• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2003 年度 実績報告書

地方都市における小売業・サービス業の郊外立地と交通弱者の生活環境

研究課題

研究課題/領域番号 15720197
研究機関宮城学院女子大学

研究代表者

土屋 純  宮城学院女子大学, 学芸学部, 助教授 (80345868)

キーワード小売業 / サービス業 / ロードサイドショップ / 中心商店街の衰退 / モータリゼーション / 郊外景観 / 地理情報システム / 群馬県
研究概要

本年度は、(1)地理情報システムを用いて、群馬県の小売業・サービス業に関するデジタル地図の作成、(2)現地観察、聞き取りを実施して、群馬県における小売業・サービス業の郊外化についての現地調査、の2つを実施した。
まず、地理情報システムによるデジタル地図作成では、以下の2つのことを実施した。第一は、群馬県全体を対象として、1990年代以降におけるロードサイド型の小売業・サービス業の店舗展開についての地図を作成した。その結果、1990年代における規制緩和の中で、ロードサイドへの立地展開が顕著に進んだことが明らかになった。第二は、前橋市の中心商店街を事例として、1990年代以降における中心商店街の衰退過程に関する地図を作成した。その結果、1990年代後半には空き店舗の増加が顕著となり、特に、衣料品販売店の現象が顕著であることが明らかになった。空き店舗の利用は進んでおらず、テナントの不良化が進んでいることが明らかになった。
現地調査では以下の2つのことを実施した。第一は、前橋市、伊勢崎市、沼田市において、ロードサイド店の発展状況を詳しく調査した。写真撮影、ビデオ撮影等を実施して、郊外型店舗の発達によるロードサイド景観の変容についても調査した。第二は、前橋市の中心商店街の衰退過程について、市役所での聞き取り調査、商店主への働き取り調査、前橋市民の買い物動向についての若干の聞き取り調査を実施した。
上記の成果、特に前橋市の中小商店街の衰退過程に対する調査結果を、2003年11月29日に、経済地理学会北東支部例会(於:弘前大学)で発表した。発表タイトルは「群馬県・前橋市における中心商店街の衰退過程」である。

URL: 

公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi